地域連携

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 大学が持っている知的資源(研究内容)、人的資源(人材)、物的資源(施設・設備)を積極的に開放し、地域における生涯学習やスポーツに寄与することは大学の大切な使命の一つです。
  仙台大学は地域に開かれた大学を目指し、積極的に大学開放をおこなっています。
 

ICT等を活用した中学校部活動支援事業

 令和元年度より、気仙沼市教育委員会とソフトバンクの3者で協定を結び、気仙沼市内の中学校(11校)を対象に、地域スポーツ力の向上を図ることと、部活動の顧問として指導に当たる中学校先生方の負担軽減と働き方改革の実現をめざし、ICT(スマートコーチ※1)等を活用した部活動支援事業をスタートしました。
 活動種目は、野球・バスケットボール・サッカー・バレーボールの4種目で、各中学校から送られてくる動画を、専門的な知識を持った仙台大学の教職員や各部の選手等が、画面や音声で遠隔指導を行い、それを中学校の部員や顧問の先生が確認し活用する事で、中学校部活動のレベルアップと、競技の経験が少ない顧問の教職員にかかる負担軽減を図っています。
 また、その効果を向上させるために、各種目ごとの直接指導も行っており、好評です。
 その他、郡山市ともソフトバンクとの三者連携協定によるICT等を活用した支援を令和元年9月にスタートしました。令和4年度は、コロナ禍の中での感染症対策(参加者の手指消毒・健康管理状況の把握等)を徹底した上で、各中学校顧問の教員の意向を十分に確認・緊密な連携のもとでの取組みを実施しております。
(※1:「スマートコーチ」とはソフトバンクのオンラインレッスンサービスです)

 

アカデミックパートナーシップ

 本学では、プロスポーツチームおよび本学の保有する有形無形の資産を活用することによる人材育成を通じて、相互に地域創生・地域貢献を図っていくことを目的とした「アカデミックパートナーシップ」を、2018年度よりスタートしました。協定を結んでいるのは、東北楽天ゴールデンイーグルスの運営会社である株式会社楽天野球団、株式会社ベガルタ仙台、Bリーグ仙台89ERS、株式会社マイナビフットボールクラブの、いずれも仙台に本拠地を置く4球団。コーチングやトレーニング、イベント運営の体験学習、技術指導、インターンシップ、球団管理栄養士による現場体験の講義など多彩なプログラムの実施を予定しており、今後も本学学生の専門コースの実践研究の場として様々な取り組みを行っていく方針です。

仙台大学アカデミックパートナーシップ協定に基づく授業等の実施状況について

 

子ども・子育て支援

 少子化の時代「子ども・子育て支援」は社会の重要な課題です。その担い手として保育者の役割が期待されている中、保育者養成校である本学の教育活動、また、地域連携・貢献活動の一環として「子育て支援相談」窓口を開設し相談事業を実施しております。

 詳しい内容は子ども・子育て支援のページをご覧ください。
 

2020東京オリ・パラ事前キャンプ誘致事業(ベラルーシ新体操競技)への参画

(近隣の白石市・柴田町の内閣府ホストタウン登録における協働)

 平成29年7月、内閣府第4次ホストタウンとして登録された白石市・柴田町と共に、2020東京オリンピックの新体操競技に出場したベラルーシ共和国のホストタウン事業に取り組んできました。2016年から両市町と東京オリ・パラ事前合宿招致推進協議会を組織し、ベラルーシ共和国新体操ナショナルチームの事前合宿の実施やベラルーシ共和国との文化交流など、スポーツ健康科学分野を専攻する大学として、地域のスポーツ振興、またスポーツを通した地域の活性化に邁進しました。
今後も東京オリンピック終了後も両市町との本事業を通した連携・協力関係を継続し、本学の特性を活かしながら地域社会にとっての地(知)の拠点としての機能を強化して参ります。

この事業に関する詳しい内容は、こちらで紹介しています。
 

地域密着型の健康づくり支援システム

 本学ではこれまでも体育・スポーツ系大学ならではの特徴を活かし転倒予防教室など、数々の健康運動教室を開講してきました。平成19年度には「地域密着型の健康づくり支援システムの構築」というテーマで文部科学省補助事業である現代的教育ニーズ取組支援プログラム『現代GP』に採択され、3年間にわたり地元・柴田町との連携を図りながら実施しました。この取り組みは補助期間終了後も継続することが義務付けられており、柴田町をはじめ、近隣の市町村で現在も継続しておこなっています。
 具体的には教育・医療・福祉の分野で健康に関わる指導者を目指す学生が多い特徴を活かし、本学認定の健康づくりのエキスパート・楽しい運動を指導する「健康づくり運動サポーター」を養成し、地域のさまざまな健康教室などに学生を教育の一環として参加させています。地域の中で実践力を養った学生が再び市町村事業の指導者として還元されるシステム構築を図り、超高齢社会を迎え急務である医療費の抑制に向けた介護予防・生活習慣病予防対策において不足している実践的な運動指導ができる人材を育て、地域に貢献していきます。
 東日本大震災後は、健康づくり運動サポーターの資格を持つ学生たちが女川町・亘理町などの被災地に赴き、仮設住宅や復興住宅生活の方々に廃用症候群や孤独死を防ぐ運動指導の活動もおこなっています。

詳しい内容は専用サイトをご覧下さい。

地域密着型の健康づくり支援システム
 

みやぎ県民大学 仙台大学開放講座

 生涯学習機会提供事業の一環として宮城県より委託を受け、毎年実施しています。
 体育・スポーツ系大学の特徴を活かした内容や地域の話題などを生活に結び付けて身近でわかりやすい内容で開催しています。例年、地元柴田町を中心に宮城県内の各地域から幅広い年齢層の方が参加されています。毎年お見かけする方も多く、講座を楽しみにされているようです。
 

ジュニアスポーツ教室

 仙台大学では、体育・スポーツ系大学にしかできない地域貢献としてジュニアスポーツ教室も実施しています。地元の小中学校の児童・生徒を対象に、小さいときからスポーツに親しんでもらう機会を提供しています。
 仙台大学の競技施設で本学の教員や各競技種目の学生スタッフから専門的な指導を受けることができる教室は好評です。

ジュニア新体操教室
 仙台大学では、体育・スポーツ系大学の特徴を活かし、地域貢献活動の一つとして、「ジュニア新体操教室」を実施しています。
 4歳から小学校6年生までの児童を対象に、体を動かすことの楽しさやリズムに合わせて踊ることをメインに約30名の子どもたちが練習しています。
 また、新体操演技発表会にて、演技発表することを目標に練習しています。そして、たくさんのお友達と一緒に練習するため、自然に仲間との交流や協力性、集団行動を学ぶ場です。
 現在、新型コロナの影響により、活動を休止しています。

仙台大学柔道塾
 平成23年7月19日より仙台大学において「仙台大学柔道塾」がスタートしました。
 これまでの「柴田町柔道スポーツ少年団」を仙台大学のスタッフを中心にリニューアルした形で行われています。270畳の道場で専門的な知識、経験を持つ本学の教員や学生スタッフが指導にあたります。
 柔道塾の活動で武道に携わることにより、その基本である礼儀作法の習得ができます。また、稽古を通じて強くたくましい、そして思いやりのある子供に育ってくれるよう、スタッフは全力で指導しています。
 稽古日は、木曜日の19:00~21:00と、土曜日14:00~16:00で、第3体育館3階の柔道場で行っております。現在は未就学児童から中学生まで約40名の塾生が集っています。
​ 現在、新型コロナの影響により、活動を休止しています。
 

ベガルタ仙台<J1>ジュニアサッカースクール仙南校

 ベガルタ仙台<J1>ジュニアサッカースクール仙南校 仙台のJ1ベガルタ仙台が本学のサッカー・ラグビー場を会場にして開校している「ベガルタ仙台ジュニアサッカースクール仙南校」は16年目を迎えています。開校時から指導スタッフ(アシスタントコーチ)として本学学生を派遣しています。このスクールはプロサッカーチームであるベガルタ仙台が地元の子供たちを対象に宮城県各地で開校しているスクールの一つですが、大学と協力して開校しているのは仙南校だけです。
  
     

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